高齢者の食事

老年期に入ると壮年期にくらべて気力や体力が衰えるのがふつうです。また、虫歯や歯周病で歯がだんだんなくなっていきます。
そのため食物を十分に噛む能力が衰えるので、唾液の分泌が悪くなって胃に負担をかけます。胃液の分泌も低下して消化能力が衰えますから、下痢になりやすくなります。一方では、腹筋の筋力の低下などによって便秘にもなりやすくなります。

また、加齢による消化・吸収機能の衰えは、各種栄養素の不足も招きます。たんぱく質やビタミン、ミネラルの必要量は若いときと変らないので、アミノ酸スコアの高い良質のたんぱく質と野菜、果物をしっかり食べることが大切です。
高齢者が日常生活で気をつけなければならないのは骨折です。特に骨粗しょう症になると家の中で転んでも骨折し、寝たきりになって別の病気を誘発するといったことがよくあります。
高齢になるとカルシウムが骨から抜けて骨折しやすくなります。カルシウムを十分にとり、体力に見合った運動を続けることが大切です。

粗食

昔は、粗食といえば文字通り粗末な食べ物、栄養価も低く量も少ない質素な食べ物のことをいいました。主に穀類といも類、それに漬物がつく程度でしたから、粗食を日常食とする限り、たんぱく質やビタミンが足りず、栄養失調になるのは当然の帰結でした。
戦後の経済の発展によって徐々に豊かになった日本では、もはや昔の「粗食」をイメージできる人は少なくなりました。
一方、飽食の時代への反省や、玄米やそのほかの穀類の栄養価の見直しなどもあって、「粗食」はイメージチェンジしてよみがえりました。

現代の粗食は主に二つの意味で使われています。そのひとつはかつての「自然食」の流れをくむもので、「昔ながらの日本の食べ物は自然だから体にいいんだ」という考え方です。
玄米、豆腐、ごま、さばなどの食品がもてはやされ、極端な場合はほとんど信仰に近い気持ちで特定の食材に固執する傾向があります。
無添加、無農薬なら何でも体にいいとばかり、栄養バランスを無視して多食する人もいます。もうひとつの粗食は昔の意味に近く、粗末な食べ物、手抜きをした食べ物という意味で使われます。
たとえばインスタント・ラーメンとかお茶漬け、おにぎり、そうめん、スナック菓子のようなものです。

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